我が家の食器洗い機体験談:時短かどうかの真実

片付け

多くの家庭が効率的な家事を目指して食器洗い機の導入を考慮しています。

しかし、「食器洗い機は実際に便利でコストパフォーマンスに優れているのか?」という疑問が常にあります。食器洗い機は安くない投資であり、かつかなりのスペースを必要とします。

私の家庭も、以前キッチンに組み込まれていた食洗器を使っていましたが、その利便性と同時に幾つかの欠点も感じました。

この記事では、食器洗い機と手洗いの比較を通じて得た経験から、その長所と短所を詳しく解説します。

 

なぜ我が家は食器洗い機の使用を止めたのか

結局のところ、以下の理由で食器洗い機の使用を中止し、再び手洗いに戻りました。

予洗いが必要で完全自動ではない 

食器洗い機は全自動だと思われがちですが、実際にはその能力だけでは不足することが多いです。

特に食べ残しを事前に除去しなければ、機械内部がすぐに詰まってしまうリスクがあります。

特に食べかすは排水フィルターに溜まりやすく、定期的な清掃を怠ると衛生的な問題を引き起こすことになります。

油汚れに関しても同様で、食器洗い機を使用する前に手洗いで軽く汚れを取り除かないと完全には落とせません。

例えば、目玉焼きの残った黄身やグラタン皿の端についたチーズなどは、食器洗い機だけではきれいに落とすことが難しいです。

食器洗い機を活用する際には、食器の配置が重要

食器を無計画に機械に入れてしまうと、洗剤や水の分布が不均等になり、食器に汚れが残ることがあります。

また、食器同士の間に適切な空間を確保しなければ、一度に多くの食器を洗えないため、効率が落ちます。

我が家は4人家族ですが、一回の洗浄だけでは全ての食器を処理できず、結果として手洗いが必要になることが多いです。

加えて、鍋やフライパンなどの大きな調理器具も手洗いする必要があるため、食器洗い機に全てを任せるわけにはいきませんでした。

小物の洗浄が困難 

手洗いの場合、お弁当用のシリコンカップやピックなどはすぐに洗えますが、食器洗い機を使用する際には注意が必要です。

食器洗い機でこれらの小物を洗うとき、直接機械に入れると小物が落ち、排水の詰まりを引き起こす可能性があります。

そのため、これらを適切に洗うには小物専用のネットカゴを利用し、食器洗い機に設置することが必要になります。

この小物用のネットカゴの管理は追加の手間を要するため、食器洗いのプロセスがやや複雑化しています。

経済負担

 食器洗い機の広告には、「手洗いに比べて水を節約しコストを抑えることができる」という主張がよく見られます。確かに、手洗いの場合は水を大量に使いがちですから、食器洗い機が節水に貢献する点は確かです。

しかし、食器洗い機を使う際は高温の水が必要となり、それに伴い電気代やガス代が増えることも無視できません。洗浄後の清潔感やさっぱりとした手触りは魅力的ですが、コスト面ではガス代の増加が家計に重荷となることがあります。

そのため、食器洗い機は時間の節約には役立つものの、経済的な節約とは一致しないことが多く、我が家ではこれについて複雑な感情を持っています。

修理とメンテナンスの手間 

食器洗い機は水を使用するため、他の家電と比べて故障の可能性が高いと感じます。私たちの家でも、故障が原因で食器洗い機の使用をやめたことがあります。

手洗いの場合は、故障の心配がほとんどないので安心です。

ただ、食器洗い機を一度使うとその便利さに慣れてしまい、修理が必要になると数日間使えないだけで日常生活が不便になります。

特にビルトインタイプの場合、休日に技術者を呼んで修理する必要があるため、かなりの負担になります。この手間が思いのほか大変だと感じることがあります。

これらの理由から、我が家では食器洗い機の利用をやめ、手洗いに戻ることに決めました。

 

食器洗い機のメリットを再考:家庭ごとの選択

家事の効率を向上させるために食器洗い機を考える家庭は少なくありませんが、一概にすべての家庭に適しているとは限りません。

多くの家庭で受け入れられているのは、その明確な利点があるからです。

しかし、我が家には合わなかったとしても、それが食器洗い機の欠点だとは限りません。

手荒れの問題を抱える方 

手荒れや主婦湿疹に悩む方には、食器洗い機が大きな助けとなります。

市場には肌に優しい洗剤や高品質なゴム手袋もありますが、それでも解決しない皮膚の問題を抱えている方は多いです。

食器洗い機を使えば、水仕事の量を減らし、手荒れを防ぐことが可能です。

少人数の家族や若いカップル 

家族が少ない場合や、小さい子どもがいる家庭にとって、食器洗い機は非常に便利なアイテムです。食器の量が少ないため、一回の洗浄で全てを洗い切ることができ、大幅な時間節約に繋がります。

食事が終わった後は、すぐに食器を食器洗い機に入れるだけで、ほとんどの洗い物が完了します。

大きな調理器具を除けば、追加の手洗いの必要がほとんどありません。

また、一人暮らしや小さな家族向けの小型食器洗い機も市場に多く存在し、これらを利用することで日常の家事が格段に楽になります。

統一された食器を使用する家庭  

食器洗い機を使う際、統一された形状の食器を持っている家庭では、より効果的に機械を活用できます。我が家にはさまざまな形の食器があるため、食器洗い機への効率的な配置が難しいのが現状です。

一方で、全ての食器が同じ形で揃っている家庭では、特に平皿などはスペースを有効活用して積むことが容易です。

たとえば、食器洗い機に適したデザインを持つイッタラのティーマシリーズのような食器は、そのシンプルな形状から積み重ねやすく、管理も簡単になるため、多くの人に推奨されています。

 

 食器洗い機の購入を迷っている方には、レンタルを試してみよう

食器洗い機を購入する際、「高価なものなので効果が実際にわかるまで不安」と感じることがよくあります。そんなときは、家電レンタルサービスの利用を検討してみるのが一つの解決策です。

例えば、「Rentio」というサイトでは、送料無料で2週間食器洗い機を自宅で試用することが可能です。

このようにして、実際に使用してみてから購入を決めることができます。

 

 まとめ:家事を効率的にこなす方法はさまざま

我が家では食器洗い機を使用しても期待していたほどの時間短縮は得られませんでした。

しかし、家事を効率的に進める方法は多様に存在します。

重要なのは、他人のやり方にとらわれず、自分たちの生活に最適な方法を見つけ出すことです。

食器洗い機の利点と欠点を理解することで、各家庭が最適な選択をする手助けになればと思います。

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